【突然の親の死!】死後の手続きの際の必要書類&親に聞いておくべきこと

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葬儀のマナー.com

アシスタントの影山蝶子です。

ある日突然、親が亡くなった。

看取るまでがゴールと思っていたのに、看取った後にもやらなくてはいけない事がこんなにあったなんて・・・。

誰もが避けて通れない死後の手続き

 そこで今回は、あまり知られていない死後の手続きについて必要書類チェックリストと前もって親に聞いておくことについて詳しくみていきましょう。 

身内の死後に手続きに行くべき場所と必要物チェックリスト

死後の手続きで、まず初めに行う手続きと言えば役所関係や生命保険や銀行、相続と言ったとこでしょうか。

頭を整理する意味も兼ねて、どのように進めるべきかを書き出し、チェックリストにすると手続きの、し忘れがないのでオススメです。

・いつまでに

・どこに行き

・何をすべきか

・必要物は何か

一見、煩雑な死後の手続きも、手順がわかっていればスムーズにできると思います。

手続きが済んだものから、チェックを入れ、見落としがないか確認しながら進めていきましょう。

一般的な死後の手続きの流れを、わかりやすくチェックリストにして記載しましたので、目安にされて下さい。

※遺産相続、生命保険手続、未支給年金手続等、全てを総称して『相続手続』と表記しています。

※手続き重要度 =やらなくてはいけないこと =人によっては、やらないといけないこと =やった方が良いこと

期限

事柄

行き先

内容

持っておくべき物

7日以内

届出

役所

死亡届、死亡診断書の提出(葬儀会社が代行する事が多い)

・死亡届

・死亡診断書

死亡診断書をコピーしておく

14日以内

基本書類の取得

役所

親(故人)の除籍謄本を取得する

※相続手続のある方

親の出生から死亡までの戸籍謄本取得を進める※1~2ヶ月かかる事もある

※相続手続のある方

自分(相続人)の戸籍謄本を取得する

※相続手続のある方

親と自分の住民票を取得する

※相続手続のある方

自分の印鑑登録証明を取得する

※相続手続のある方

・実印、顔写真付き本人確認書類(顔写真ありで即日作成可。ただし代理人での受付は不可)

法務局

法定相続情報一覧図を取得する※14日以内でなくてもよい

・相続人全員の(戸)(住)

・(出死戸)(除住)

年金・健康保険

役所

健康保険証返却/介護保険証返却

・健康保険証

・介護保険証

・(除)or(除住)or(死書)

葬儀費(1~7万円)の申請(2年以内)

・葬祭費用の領収書or会葬礼状

・健康保険証(申請時に返却)

年金事務所

年金受給停止

・(除)or(死書)or(除住)

・年金証書

未支給分請求(5年以内)

・年金証書

・受取人の(戸)(除)(除住)(相住)

早めに

財産、債務等の整理

実家

支払停止、契約の解約

・クレジットカード

・銀行通帳

・場合によっては(戸)(除)

借金、ローンの確認

・送付されてきた郵便物

・契約書類など

家庭裁判所

相続放棄をするか、しないか判断する(3ヶ月以内に決定)

・(戸)(除)(除住)

実家・公証役場・銀行など

遺言書がないか確かめる

・銀行の貸金庫を解錠する場合は(出死と)、相続人全員の(戸)(印)

4ヶ月以内

税務署

準確定申告(所得が一定額以上か、医療費控除を受ける場合)

・(除)

・医療費の領収書や源泉徴収など

10ヶ月以内

実家・銀行など

財産の確定(口座残高、金融商品を確認)

・銀行預金口座通帳

・各種口座通帳

・有価証券

・土地建物の権利証

・各種権利証

・その他送られてきた郵便物

・(戸)(除)

遺産分割協議書の作成(遺言書が存在or協議不要の場合を除く)

・ほかの相続人の実印

名義変更・相続

銀行・郵便局・証券会社

各金融機関の口座の名義変更

・相続人全員の(印)(戸)

・(除)(出死戸)(遺)

陸運局

自動車の名義変更

・相続人全員の(戸)(住)

・(出死戸)(除住)

・車検証

・車庫証明

・(遺)

法務局

不動産の名義変更(複雑なため、代理人をたてるケースも多い)

・相続人全員の(戸)(相住)(印)

・(除)(遺)

・固定資産評価証明書、相続関係説明図など

生保会社

死亡保険金の請求(3年以内)

・(死書)など※(除)(原戸)が必要な時も

税務署

相続税の申告

・相続人全員の(印)(戸)

・(除住)(出死戸)(遺)など※相続遺産によっては追加で必要書類あり

手続き重要度

◎=やらなくてはいけないこと

○=人によっては、やらないといけないこと

△=やった方が良いこと

手続きに必要なもの

・(印)=自分(相続人)の印鑑登録証明

・(戸)=自分(相続人)の戸籍謄本

・(除)=親(故人)の除籍謄本

・(出死戸)=親(故人)の出生から死亡までの戸籍謄本

・(除住)=親(故人)の除住民票

・(相住)=自分(相続人)の住民票

・(遺)=遺言書or遺産分割協議書

・(原戸)=親(故人)の原戸籍

・(死書)=死亡診断書のコピー

※自分の印鑑、預金通帳、本人確認書類は持っているものとする

 

死後の手続きに欠かせない重要な書類は死亡診断書

上記に記載した通り、手続きに必要なものが、かなりあります。

 特に重要なのが死亡診断書です。 

 あらかじめ、死亡診断書のコピーを10部ほどコピーしておきましょう。  

死亡診断書の他にも、色々な書類が必要になってきますので必要に応じて、コピーを用意しておくと役立つはずです。

用意する書類をまとめてみると、こんな感じです。

・死亡診断書

・自分の戸籍謄本、住民票、印鑑登録証明書

・相続人全員の戸籍謄本、住民票、印鑑登録証明書

・親の家の除籍謄本(親が亡くなった旨の記載があるもの)

・親の原戸籍(不要の場合もあります。)

・除住民票(住民票の除票)

・遺言書または遺産分割協議書様(こちらは、ない場合もあります。)

ほとんどの手続きには、死亡診断書が必要となり、個人差がありますが必ず準備しなければいけないものや、同じ書類が何枚も必要なこともあります。

相続などで、相続人が複数人数になる場合は、それぞれで用意が必要となります。

逆に相続するものがない場合などは必要な書類は少なくて済むと思います。

何の手続きをするのかによって、必要書類は変わってきますので、必ず確認しておきましょう。

 

死後の手続き以前に聞いておくべきこと

死後の手続きについては、なんとなくでもおわかりいただけたかと思います。

必要書類がたくさんあり少し大変かな?と、思った方も多いと思いますが、死後の手続きよりも聞いておくべきことを聞いていない方が大変かもしれません。

そこで、死後の手続き以前に親や身内に聞いておくべきことをまとめてみました。

 

葬儀は何をして欲しくないか!

まずは、葬儀についてです。

・〇〇さんには弔辞を読んで欲しくない

・大規模な葬儀は嫌だ

・互助会に加入しているか

・遺影になる写真も、スマホで撮影し保存

葬儀については聞きにくいかもしれませんが折を見て聞いておくことはとても大切です。

葬儀代金は幅はありますが、高額になる事もあるからです。

親に、「どんな葬儀にしてほしい?」と、投げかけても、ハッキリとしないことが多いですが、逆に、「これだけはして欲しくないことってある?」と、聞いてみると、案外ハッキリしているものです。

そして、互助会の確認をすることで、葬儀会社の把握もできますし、あなたと話している時の自然で優しい笑顔の写真を撮影することで、遺影の写真にも使うことができます。

写真加工アプリを使って、常識レベルではありますが、若々しくステキな写真を保存しておきましょう。

 

お墓はどうしたいか

 

全ての人がお墓を持っているわけではありませんので、どうしたいのか本人の気持ちが大切です。

・先祖のお墓に入る

・納骨堂に入る

・合同墓に入る

・樹木葬にして欲しい

・散骨にして欲しい

・お寺の墓には入りたくない

現在のお墓事情は多様化し、昔のように長男だから必ず先祖のお墓に入る!一生お墓を守る!

というような事もなくなってきています。

核家族化が進み、お墓のある実家近くから、遠く離れた所に暮らす事で、お墓参りもままならず墓じまいをする人が急増しています。

そんな事情も含め、確認しておく事は大切です。

最近は、納骨堂での永代供養や芸能人も行った樹木葬も人気で、海への散骨などが注目を集めています。

親の知人の連絡先

自分も知っている親の知人以外にも、親の知人は案外いるものです。

仲良くしている人や、葬儀には呼んでほしいと思っている人など連絡したい人を聞いておきましょう。

・氏名(フルネーム)

・電話番号

・お付き合いの場所やキッカケなど

※カルチャースクールで知り合った、ウォーキング仲間・・・など

 

親の経歴

「消えた年金」という言葉もありますが、経歴から未支給年金が存在することもありますので、昔話を楽しみながら、詳しく職歴を聞いておくといいと思います。

・何歳で

・どこに(会社名)

・どのくらいの期間勤めていたか

実際、私の母も若い頃勤めていた会社があり、当然、今は存在せず記憶の中に忘れ去られていたのですが、自分で問い合わせをする事で、未支給年金があることがわかり、年金の支給額が毎月1万円増えたと言っていました。

たった1万円、されど1万円。

年間だと12万円、未支給期間が10年だと120万円です。

これって大きな違いですよね。

 

親の本籍地

手続きなどに戸籍謄本が必要な場合、生まれてからの全ての本籍地を確認しなければならないので、あらかじめわかっていると、とても助かります。

例えば、

・県外に就職し、住所と本籍地を移動した

・結婚後、実家を出て、住所と本籍地を移動した

・家を新築し、本籍地を移動した

・引越しが多く、賃貸住宅のため、その都度、本籍地も移動した

本来なら、自分が生まれたところや、親と暮らしていたところ、実家が本籍地となっていることが一般的なのですが、独立し結婚や引越しなどで、住所だけでなく本籍地も変えていることがあります。

 

重要書類の保管場所

たいていの重要書類は、まとめて保管していることが多いですが、それがどこにあるのかはわからないものです。

大慌てで、仏壇やタンスを捜索しなくてもいいようにあらかじめ聞いておきましょう。

生命保険や不動産会社など担当者が確認できたものは、担当者名も控えておくと話がスムーズに進みます。

・預貯金銀行口座

・株など有価証券

・不動産

・生命保険証券

・自動車関連

・共済

・互助会

・会員権

などです。

最近では、パソコンやスマホ、タブレットに重要なものを保管している場合もあるので、忘れずに確認しておきましょう。

 

ネット銀行などのデジタル情報

ネット銀行やネットショップなどのデジタル情報は、IDとパスワードが必ずと言っていいほど必要になります。

IDとパスワードがわからなければ、手続きがとても大変です。

銀行名やショップ名だけでなく、IDとパスワードも必ず書き留めておきましょう。

・ネット銀行口座名

・その銀行口座のIDとパスワード、登録メールアドレス

※銀行によって、ワンタイムパスポートや秘密の質問などもあります。

・仮想通貨の取引所名

・その取引所のIDとパスワード、登録メールアドレス

※取引所によっては、ワンタイムパスポートや二段階認証などがあります。

・ネットショップ名

・そのショップのID、パスワード、登録クレジットカード名

わからないことは、お持ちの銀行や取引所、ネットショップのコールセンターに問い合わせしましょう。

facebookなどのSNS

万が一の時に、親に変わって、訃報の報告を投稿したり、投稿済みの画像の削除、退会手続きなど、どうしてほしいのか聞いておきましょう。

・よく利用するSNS名

 facebook

 Instagram

 Twitter

 アメブロなどのブログ

・そのSNSの、ID、パスワード、登録メールアドレス

パソコンやスマホの普及により、年齢を問わず、趣味や習い事、特技をSNS上に投稿したりする方が多くいます。

そこで、自分の親もSNSにアカウントを持っていて、アクティブに投稿している場合、アカウントの管理も必要です。

 

親の趣味の品

自由な時間を利用して、幅広く趣味を楽しまれる方も多くおられます。

なかでも、高額な趣味の品は見過ごせません。

簡単に処分することもできませんし、どうしてほしいのかも確認しておきましょう。

・絵画

・骨董品

・ゴルフ用品

・茶道の茶器

・華道の花器

・船舶(係留費)

あくまでも、これは一部です。

他にも高額な趣味の品はあると思います。

聞きにくいことかもしれませんが、趣味の話はこちらが聞けば色々話してくれると思いますので、楽しく話しながら、どうして欲しいかくみ取ってあげ、親の意向を尊重してあげましょう。

まとめ

 

いかがでしたか。

誰にでも訪れる親の死。

死後の手続きに違いはあるかもしれませんが、避けて通ることができません。

事前の準備や親の気持ちを知っていれば、精神的にキツイ時期も、死後の手続きを比較的スムーズに進めることができると思います。

契約している内容にもよりますが、最近は、死後の手続きも郵送や、インターネットだけで済むことも増えていますので、慌てず落ち着いて必要なものを確認してくださいね。

 自治体や会社によっては、手続き上、追加の書類やものを必要とする事があるかもしれませんので、必ず、問い合わせしてから出かけてくださいね。 

 

また、親の趣味など、普段気に留めてなかった事も把握し、人間関係や、どうしたいかの希望を知ることで、親にとっての終活エンディングノートにもなると思います。

大変かもしれませんが、滞りなくスムーズに進めていくことが、親にとっても自分にとっても幸せなことではないでしょうか。

 

 

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